やさしい江戸案内|庶民の「食」と暮らし・教科書にない裏話

戸時代の庶民のリアルな暮らしと食文化を紐解く歴史ブログ。人気のネギマ鍋やフグ食などの「グルメ」から、教科書には載らない武士の裏話まで…

トウモロコシ

江戸の「焼きトウモロコシ」は甘くなかった?屋台で愛された「硬い品種」と名前の由来

お祭りの屋台から漂ってくる、焼きトウモロコシの香ばしい匂い。 日本人なら誰もが食欲をそそられる香りですが、実はこの光景、江戸時代から続く日本の夏の風物詩でした。 しかし、当時のトウモロコシは、私たちが食べているものとは少 […]
小林清親作品名 「教育いろは談語」 「い」「医者のふ養生」1897

江戸の国民病「脚気(かっけ)」と白米の関係|将軍も苦しんだ「江戸わずらい」の原因

地方から江戸へ働きに出てきた奉公人たちにとって、何よりの楽しみは食事でした。 故郷では雑穀(アワやヒエ)を食べていた彼らが、江戸では憧れの「真っ白なお米(銀シャリ)」をお腹いっぱい食べられたからです。 しかし、そんな贅沢 […]
幼童諸芸教草

江戸の味噌汁は「手で握りつぶす」?独身男性が編み出したズボラ飯とインスタントの元祖

和食の基本といえば「ご飯とお味噌汁」。 この最強の組み合わせが庶民の食卓に定着したのは、実は江戸時代のことでした。 平和な時代(天下泰平)になり、人々が当たり前のように味噌汁を飲むようになると、江戸市中だけでは味噌の生産 […]