江戸時代が始まってから5年から10年の江戸時代の出来ごとをざっくりとまとめています。細かい出来事は省いています。1603年(慶長8年)から1868年(慶応4年)なので400年以上前でも色々な出来事の記録が残っています。

(江戸)
⇒江戸や幕府関連の出来事
(甲斐)
⇒甲斐あたりで起きた出来事

江戸時代1614年(慶長19年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
大久保忠隣(1593年 – 1614年)
本多正信(1600年 – 1615年)
成瀬正成(1600年 – 1616年)
安藤直次(1600年 – 1616年)
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)

 

■ 1月

19日
(江戸)
幕府が大久保忠燐を改易させる。

■ 2月

■ 3月

15日
(越後)「新潟」
越後高田藩に徳川家康の六男・松平忠輝の居城として諸大名普請役で越後国高田城の築城を開始。

■ 4月

16日
(京都)
方広寺の大仏を竣工する。

■ 5月

26日
(出羽)
阿仁金山が開鉱され、幕府の直轄地とする。

■ 6月

■ 7月

12日
(京都)
角倉了以が61歳で亡くなる。

26日
(京都)
家康が、方広寺大仏開眼供養の延期を命じる。

■ 8月

■ 9月

24日
(幕府)
キリシタン大名だった高山左近ら148名をマカオやフィリピンに追放する。

■ 10月

1日
(大阪)
家康が大阪征討を命じる。大坂冬の陣

2日
(大阪)
豊臣の恩のある大名などにげきを飛ばして徳川と戦う準備を着手する。あまり諸大名らは集まらなかった。

25日
(幕府)
幕府が東海道・中山道などに関所を設ける。

■ 11月

■ 12月

20日
(幕府)
徳川と豊臣が和議となる。その条件として大阪城二の丸と三の丸の堀を埋める。

 

日付不明

三浦浄心が「慶長見聞集」を完成させる。

(紀伊)
大坂冬の陣の際に徳川側で出兵した浅野氏に対して土豪一揆が起こる。(北山一揆)

 

 

江戸時代1615年(慶長20年-元和1年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
本多正信(1600年 – 1615年)
成瀬正成(1600年 – 1616年)
安藤直次(1600年 – 1616年)
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠利(1609年 – 1627年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)

 

■ 1月

5日
(フィリピン)
キリスタン大名の高山右近が64歳で亡くなる。

 

■ 2月

■ 3月

5日
(幕府)
大阪で挙兵の計画の知らせが駿河に届く。

25日
(駿河)
駿河城下に伊勢踊りが行われる。

 

■ 4月

6日
(大阪)
家康が諸大名に鳥羽・伏見に集結するよう命じた。 (大坂夏の陣)

 

■ 5月

7日
(大阪)
真田幸村が大坂夏の陣で戦死する。享年49歳。

8日
(大阪)
大阪城が落城する。豊臣秀頼と淀殿が自害する。

 

■ 6月

13日閏
(幕府)
幕府が大名に一国一城令を発布する。

11日
(山城)
古田織部が大坂側と内通していたとの罪で切腹を行う。享年72歳

15日
(江戸)
江戸城に日枝神社の山王例祭で山車と練物初めてはいる。

 

■ 7月

7日
(幕府)
将軍秀忠が伏見城で武家諸法度を制定する。

13日
(京都)
戦乱や災害による元和へ改元が行われる。

17日
(幕府)
将軍秀忠、京都の二条城で禁中並公家諸法を制定する。

24日
(幕府)
幕府が諸宗諸本山法度を制定する。

27日
(佐渡)
大風により田畑に大きない被害が出る。牧夫に3年間の年貢の半免が行われる。

 

■ 8月

■ 9月

■ 10月

 

■ 11月

29日
(幕府)
幕府が巡見使を設置する。

■ 12月

日付不明

操人情芝居の浄瑠璃が流行りだす。

(京都)
本阿弥光悦が家康より洛北鷹峯の地を拝領する。

 

 

江戸時代1616年(元和2年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
成瀬正成(1600年 – 1616年)
安藤直次(1600年 – 1616年)
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠利(1609年 – 1627年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)
内藤清次(1616年 – 1617年)

 

■ 1月

■ 2月

 

■ 3月

(長崎)
長崎代官である村山等安、台湾遠征のために派遣した。

27日
(幕府)
家康が太政大臣(だいじょうだいじ)に命じられる。

 

■ 4月

神田明神、柴崎村から湯島に移築される。

17日
(駿府)
駿府で大御所である徳川家康が死亡する。享年75歳。久能山(くのうざん)に葬られる。

 

■ 5月

駿河版「群書治要」が発刊される。

8日
(幕府)
伊豆国下田に下田奉行を設置する。

11日
(幕府)
幕府が撰銭(えりせん)禁止令を制定する。

 

■ 6月

 

■ 7月

6日
(幕府)
将軍秀忠の家人を討った越後国高田藩主松平忠輝が改易させられる。

26日
(江戸)
南光坊天海が天台宗の大僧正となる。

28日
(陸奥)
仙台に大きな地震が起きる。

 

■ 8月

(幕府)
幕府が関東16渡船場に通行人改め令を発布する。

8日
(幕府)
明国以外の外国船の来航(らいこう)を長崎・平戸に制限する。

 

■ 9月

(伊勢)
忠刻と千姫が再婚する。坂崎直盛が千姫を略奪を謀るが果たせずに自害する。

19日
(幕府)
幕府が駿府詰の諸士に江戸神田の宅地を与える。

 

■ 10月

 

■ 11月

(幕府)
幕府が伝馬・荷物駄賃の制を定める。

5日
(加賀)
加賀藩、領内各宿駅の伝馬役を制定する。

 

■ 12月

 

日付不明

(肥前)
唐津藩で検地が施行する。新田の開発が行われる。

(加賀・能登)
加賀藩で検地が実施される。

 

江戸時代1617年(元和3年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠利(1609年 – 1627年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)
内藤清次(1616年 – 1617年)
井上正就(1617年 – 1628年)

 

■ 1月

■ 2月

21日
(幕府)
天海によって家康に東照大権現の神号が決まる。

 

■ 3月

(幕府)
日光東照社造宮をおこなう。

(幕府)
日本橋葺屋町に吉原遊郭を作ることを許可される。翌年には営業を始める。

 

■ 4月

(肥前)
大村藩主大村純頼がキリシタンらを処刑した。

8日
(幕府)
家康の遺骨を久能山から日光へと改葬される。天海が主導していた。

12日
(幕府)
将軍秀忠が日光に赴く。日光社参という家康の命日に日光を訪れる風習が始まる。

 

■ 5月

■ 6月

■ 7月

 

■ 8月

14日
(幕府)
イギリス商館長コックスが伏見城で将軍秀忠に拝謁する。そのさいにイギリス商権の拡張を要求した。

26日
(幕府)
朝鮮使節が伏見城で将軍秀忠に拝謁

(京都)
後陽成天皇(ごようぜいてんのう)が47歳で崩御する。今のところ火葬された最後の天皇である。

 

■ 9月

将軍秀忠、公家衆。諸大名に領知の判物・朱印状を与える。

 

■ 10月

 

■ 11月

22日
(京都)
京都六条柳町惣中、他所の遊女屋の禁止を要請する。

 

■ 12月

16日
(幕府)
幕府が蝦夷地通商を松前藩の許可制とした。

日付不明

(幕府)
狩野探幽(かのうたんゆう)が幕府の御用絵師として召される。この時の年齢が15歳だった。

(出羽)
米沢藩があ湯野堰を14kmを開削して新田を開発した。

(大坂)
江戸積油問屋結成

 

 

江戸時代1618年(元和4年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠利(1609年 – 1627年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)
井上正就(1617年 – 1628年)

 

■ 1月

2日
(幕府)
江戸城大奥への男子禁止、大奥女中の出入りなどを定めた大奥法度が制定される。

11日
(甲斐)
将軍秀忠の3男・忠長が甲府藩20万石を拝領する。

29日
(幕府)
幕府が偽山伏などの歓進(かんじん)が禁じられる。

 

■ 2月

12日
(幕府)
幕府が撰銭・金銭売買の禁令を出す。

(加賀)
加賀藩、越前国敦賀の特権商人高島屋に領内諸浦への入港税を免除する。

 

■ 3月

4日
(幕府)
江戸城内鷲森に紅葉山東照社造宮する。

19日閏
(京都)
京都所司代・板倉勝重が上賀茂の惣中(そうちゅう)に鴨川上流河岸工事を命じる。
※惣中とは名主から選ばれた自治組織、ほかに惣村(そうそん)、惣(そう)といった呼ばれ方をする。

 

■ 4月

2日
(江戸)
御三家、江戸城内に屋敷地を拝領する。

17日
(幕府)
紅葉山東照社遷宮

 

■ 5月

■ 6月

■ 7月

 

■ 8月

(幕府)
幕府が外国船の通商に託したキリスト教布教の禁止を行う。

10日
(幕府)
幕府が熊本藩の御家騒動を裁決する。家老・加藤正次ら流刑にする。

 

■ 9月

■ 10月

 

■ 11月

(出羽)
米沢藩主直江兼続が米沢に禅林寺を創建する。

 

■ 12月

 

日付不明

(幕府)
喜久見勝忠に堺奉行のほかに摂津・河内・和泉の国奉行を兼任させる。

(幕府)
幕府が東海道箱根宿を設置する。

 

 

江戸時代1619年(元和5年)

【将軍】徳川秀忠(1605年 – 1623年)
【天皇】後水尾天皇(1611年 – 1629年)

【老中】
本多正純(1600年 – 1622年)
酒井忠利(1609年 – 1627年)
酒井忠世(1610年 – 1634年)
土井利勝(1610年 – 1638年)
安藤重信(1611年 – 1621年)
井上正就(1617年 – 1628年)

 

■ 1月

■ 2月

 

■ 3月

17日
(肥後)
大地震が起きて麦島城が倒壊する。

 

■ 4月

 

■ 5月

15日
(幕府)
幕府が町人・浪人の武家屋敷居住することを禁止した。

 

■ 6月

2日
(幕府)
広島藩主・福島正則を城の無断で修理をおこなったために改易される。

 

■ 7月

2日
(信濃)
福島正則(ふくしま まさのり)が高井郡高井村に蟄居させられる。
※蟄居とは家の入口を閉じて自宅の一室に謹慎させる刑罰、プライドの大きい武士にはかなり大きな刑罰

17日
(紀伊)
徳川頼宣が駿府から和歌山へ転封する。

28日
(幕府)
阿部正之・大久保忠成らに日向国臼杵郡の土豪一揆鎮圧を幕府が命じる。

 

■ 8月

(幕府)
大坂を直轄地として伏見城代を廃止して城代・城番を置く。

29日
(幕府)
京都の七条河原でキリスタンらを処刑する。

 

■ 9月

18日
(京都)
朝廷で万里小路桂哲らが不行跡により流罪になる。

26日
(大坂)
幕府が上荷船・茶船の営業特許権を与えられる。

 

■ 10月

■ 11月

 

■ 12月

22日
(幕府)
長崎代官・村山等安を大坂の陣の反逆罪として処刑する。後任は末次平蔵となった。

 

日付不明

(幕府)
東海道箱根宿に関所を設ける。

(和泉)
堺の船問屋が江戸廻船を開始する。(菱垣廻船)

西久保八幡宮境内に時の鐘(時刻に合わせて鐘を突く)を設置する。

 

 

⇒江戸時代1609年(慶長14年)から1613年(慶長18年)の出来事