納豆は江戸の庶民が当たり前のように食していた食べ物で1人あたり4文、今でいうと55~65円程度の金額でした。

江戸の庶民の朝食といえばご飯、味噌汁、お漬物が基本で、納豆はお味噌汁の具として利用されていました。

味噌汁の具として納豆をはじめシジミ売りや豆腐売りが朝早くから呼び声を上げて路地の間を売りわたっていました。

 

 

 

納豆を味噌汁の具に?

今でもないわけではありませんが、味噌汁の具に納豆を使うよりは醤油を入れてかき混ぜご飯にかけて食べるのが一般的な納豆の食べ方かもしれません。

猫まんまが好きなのでご飯と納豆の上に味噌汁をかけて食べるのが好きなのですが、江戸時代ではご飯にかけるのではなく味噌汁の中に入れることが当たり前でした。

理由としては今のように醤油を大量生産できなかったために味噌汁の中に入れられて食べられていました。納豆を汁に入れるときはひきわり納豆のように刻んでから入れ汁に混ざりやすくするなどひと手間がさえrていたりしました。

 

 

納豆の誕生の歴史は?

納豆は戦国時代の兵糧として煮豆が藁にくるんで運ばれている最中、馬の体温で藁の菌が発酵して軍全納豆が生まれたという話があります。

これが実際に本当なら、凄い偶然なのですが・・・

奇跡の食材だと言いたのですが実際のところは納豆は奈良時代ごろに生まれています。大豆に麹菌を作用させて作られました。

現代の大徳寺納豆の系譜に属していたものだといわれています。それが江戸の庶民に普及したようです。